2003年4月15日火曜日

2003/04/15 梅田聡先生 参考文献

4/15 梅田聡(文学部: 心理学)
「情動と記憶の脳内メカニズム」

□アントニオ・R・ダマシオ 『生存する脳—心と脳と身体の神秘』 田中三彦(訳) 講談社, 2000

脳・心・身体の三者関係を脳神経科学の立場から解説された名著。前頭葉や扁桃体の担う認知機能を知る上でも重要な書物である。世界17カ国で翻訳されているベストセラー.

□ジョセフ・ルドゥー『エモーショナル・ブレイン—情動の脳科学』 松本元・川村光毅 他(訳) 東京大学出版会, 2003

我々が常日頃から体験している喜怒哀楽などの感情は,脳内のどのようなメカニズムによって実現しているのか。最先端の認知神経科学のデータをもとに,そのことが平易に解説されている名著。

□波多野誼余夫・高橋惠子編 『感情と認知』 放送大学教育振興会, 2003

感情と認知に関する基礎知識が最新の知見を含めてまとめられたテキスト。この本の「感情の認知神経モデル」と「感情処理における扁桃体と前頭葉の役割」の2章で,講義で触れた内容が簡単に紹介されている。

情の技法 2003 Keio University