2003年6月17日火曜日

2003/06/17 森川嘉一郎先生 参考文献

6/17 森川嘉一郎(桑沢デザイン研究所特別任用教授、早稲田大学客員研究員: 意匠論) 
「趣味と都市」


□森川嘉一郎 『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』 幻冬舎, 2003

秋葉原における電気街からオタク街への急変を多角的に検証し、人格・趣味・場所の新しい関係を追ったサイエンス・ノンフィクション。

□ピエール・ブルデュー 『ディスタンクシオン』I・II、石井洋二郎(訳) 藤原書店, 1990

趣味嗜好がいかに階層化され、また継承されているのかを統計調査から明らかにしていくことを目指した書。

□椹木野衣『日本・現代・美術』新潮社, 1998

〈美術〉の仕組みにとって、日本はその土壌を欠いた「悪い場所」であり、日本の前衛美術はそうした困難を色濃く抱えていると指摘した書。

□レム・コールハース 『錯乱のニューヨーク』鈴木圭介(訳) 筑摩書房、1995

19世紀末から20世紀前半にかけてのマンハッタンを題材に、市民の欲望がいかに都市的に表現されたのかを、断層的エピソードを連ねて綴った書。

情の技法 2003 Keio University